1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

2021-01-01から1年間の記事一覧

半藤一利「戦争というもの」を読んだ

SNSで流れてきてちょうど終戦の日だったので読んだ. ミッドウェー海戦の5分間の話がでっちあげだったとは驚いた.こういう事実はもっとちゃんと知りたい.

アランナ・コリン「あなたの体は9割が細菌」を読んだ

キュレーションサイトで流れてきて面白そうだったから読んでみた本. 自閉症やうつ病,肥満などが大腸内にいる最近の存在比率に関連しているとは驚きだった. これでうつ病などが治るならもっと広まっていてもいいのでは?それとも各個人に適したコロニーの…

立花隆「エーゲ 永遠回帰の海」を読んだ

個人的立花隆氏の追悼で読んだ本2冊目. 半分写真,半分文章で作られた珍しい本.古代の宗教や建物についての歴史が垣間見られて面白かった. ただやはりカタカナを覚えられない人間としては読むのが辛い...

立花隆「思索紀行」上下を読んだ

立花隆氏が亡くなってしまったので個人的な追悼の意味で読んでみた. 内容的には著者が過去に取材旅行したものをまとめた一冊.古くは70年代の話からあってさすがに古さが拭いきれないが, インディアンの虐殺がこれまで自分が知っているものの比ではなく衝…

立花隆「思索紀行」上下を読んだ

立花隆氏が亡くなってしまったので個人的な追悼の意味で読んでみた. 内容的には著者が過去に取材旅行したものをまとめた一冊.古くは70年代の話からあってさすがに古さが拭いきれないが, インディアンの虐殺がこれまで自分が知っているものの比ではなく衝…

中元日芽香「ありがとう,わたし」を読んだ

元乃木坂46のメンバの1人がアイドルを経て心理カウンセラになるまでの自伝. 仕事柄こういった話に関連があるため読んでみた.アイドルに全く興味ないので申し訳ないかなこの方のことは全く知らなかったので,こういう世界もあるのか,,といった感じ. こう…

吉川浩満「理不尽な進化」を読んだ

書店で見かけて,タイトルが面白そうだから買ってみた本. 内容は小難しい進化論の歴史に関する本だった. あまり面白くはなかったが,進化論についての考え方・捉え方を改めさせられたのはよかった.

福岡伸一「生命海流」を読んだ

福岡伸一先生の新作.コロナウィルスが全世界に広がる直前にガラパゴス諸島へ行った旅行記. ガラパゴス諸島に対する知見や見方が変わったし,生命に対する考え方も一つ新しくなった気がした. 特にニッチにな部分に余裕のあることで生物が人間に対して恐怖…

小林武彦「生物はなぜ死ぬのか」

立花隆や福岡伸一先生の著書と比べると薄っぺらで何も書いてない本だった. もう読まない.

小山聡子「もののけの日本史」を読んだ

書店で見かけていて,キュレーションアプリにも出てきたから買ってみた本. 古代のもののけと中世・近代のもののけは意味合いが違うというのは面白かった.とりわけ自分のもののけのイメージは森に住むという古い神だわ. それが古代だと正体不明の不気味な…

金菱清 編「永訣」を読んだ

東日本大震災の被災者が,震災後10年になったことをきっかけに10年前の当日の自分に向けて書いた手紙を編纂した一冊. 一言で言い表すと,とても重い... 特に家族・親族を亡くした方の手紙はなかなか読み進められない.改めていろいろ考えさせられる一冊…

入江杏「悲しみとともにどう生きるか」を読んだ

2000年に起きた世田谷事件の被害者の家族の方が編集された本. 当初東日本大震災の遺族の方々に関する本かと思っていたが全然ちがった.その上被害者心理や死刑制度に関して極めて重要なことが描かれていた.当事者,悲当事者という対立構造の問題点,他人の…

鈴木俊隆「禅マインド ビギナーズ・マインド」を読んだ

マインドフルネスとやらを学ぼうとして読んでみた. 全然わからんかった.

J・ラヴロック「ガイアの時代」を読んだ

立花隆の著書で紹介されていたから読んでみた.途中で攻殻機動隊の作中でも出てきていることに気づいた. 今日の地球のように生物が生きていられる土壌があるのはバクテリアをはじめ,太古の生物が築き上げてきたという主張には大いに納得させられるものがあ…

ポール・ナース「WHAT IS LIFE?」を読んだ

タイトルが面白そうだったので読んでみた. 遺伝子とか生化学の話だった.福岡伸一先生の本を読んでいたので大半理解できた. 新規性はあまり感じなかったけど,生命の定義は昔よりも詳細にできるようになってる気がした.

森博嗣「勉強の価値」を読んだ

久しぶりに読んだ森先生の新書. しばらく前から読んでいたけど読み終わるのがもったいなくて中断していた. これはもう一回ぐらい読む価値があると思う

東野圭吾「白鳥とコウモリ」を読んだ

東野圭吾の新刊.最初のウチは濃厚な感じがしたが,白夜行には及ばなかった. ただ愛知県瀬戸市が出てくるなど馴染み深かかった.最後常滑に持っていかれたのは釈然としない.

本庶佑「幸福感に関する生物学的随想」を読んだ

ノーベル賞受賞者の本を一冊読んでみたくて買った本. ひどい本だった.分子生物学の歴史的教科書を読まされているような感じで,挙げ句の果て半分は英語の原著で実質中身半分だった. もういいや.

森博嗣「君たちは絶滅危惧種なのか?」を読んだ

wwシリーズ最新作.今回のメッセージは良くわからなかった,もう一回読まねばならん. 特に最後のトラインスファの箇所はシリーズ通して再読み込みが必要だと思った.

岸見一郎「アドラー心理学入門」を読んだ

アドラー心理学について知りたくなったので読んでみた本. 本の冒頭で当たり前のことを言ってるだけに聞こえるかもしれないと書いてあったが,事実そんな感じだった. 何が書いてあったんやろか?結局バランスを取れってことぐらいかしらん.

立花隆「サピエンスの未来」を読んだ

タイトルに魅かれて買った本.立花隆が東大で行った講義をまとめた本だった. 一言で言うとテイヤール・ド・シャルダンの話で立花隆の考えはどこにもでてこない. こういうの嫌い.

福岡伸一「迷走生活の方法」を読んだ

福岡先生が週刊誌に連載しているコラムを本にまとめたものだった.もうそろそろ本気の一冊が読みたい. 迷走生活・迷走神経・副交感神経の話はタイムリーで面白かった. フェルメールの話はもういいかな.

大愚勝元「大愚和尚の答え」を読んだ

Twitterで記事が流れてきたので読んでみた本.記事に書かれているのは本書の最後の最後の部分だった.その部分が一番じっくり読みたかったので最初に書いてあると良かったなぁ..だが非常にためになる本だった.

バラク・オバマ「約束の地 上下 大統領回顧録I」を読んだ

その名の通り前々アメリカ合衆国大統領バラク・オバマの自伝.幼少期から始まって大統領退任までかと思ったら一期目の最後にオサマ・ビン・ラディンの殺害に成功したところまでだった.だがドナルド・トランプの話も出てくるなど当時の様子や,民主党・共和…

門田隆将「死の淵を見た男」を読んだ

東北大震災から10年でテレビでFukushima50がやっていたので存在を思い出して買ってみた本.微妙な設定の違いはあるものの映画が史実をほぼ忠実に再現していたことがわかった.映画で描かれていた当時の総理大臣の行動などは誇張だろうと思っていたが,実際に…

山本七平「人望の研究」を読んだ

冒頭からしばらくはなんの本読んでるのか良くわからんくなったけど最後,コスモ・エイティの事例あたりから非常にわかりやすくなって勉強になる部分が多かった.九徳や「状況判断・決心・処置」の例など何回か読み返してそれこそ常に実践できている状態にし…

柳美里「人生にはやらなくていいことがある」を読んだ

ツイッターで見かけて買ってみた本.本屋でどうしても見つからなかったので久しぶりにアマゾンで買ってしまった. 最後まで読んでみたけど,半分ぐらいは柳美里氏の自叙伝みたいになっていて結局やらなくていいことがなんなのかはよくわからなかった. 学歴…

野村克也「弱い男」を読んだ

なぜ今頃になってノムさんの本が出てくるのかと思ったら生前に10時間程にわたるインタビューを書籍にしたものだった. この本はメンタルが正常な時でないと読んではいけない. 相当に精神に負荷がかかる.特に将来の希望を失いかけているような若干鬱になり…

ユクスキュル/クリサート「生物から見た世界」を読んだ

ツイッターで流れてきたので読んでみた本.環世界というキーワードを先に目にしていたため, 食物連鎖の下位から最上位的な生態系の話をイメージしていたけど全然違った. カラスやウニなど個々の種が世界をどう認識してどう捉えているかと言った話だったの…

伊藤亜紗「目の見えない人は世界をどう見ているのか」を読んだ

福岡伸一先生が帯を書いていたので買ってみた本(買った本は帯ついてなかった). 世界の認識の仕方や価値観に変化があるのではないかと期待して読んだ.結果それほどでもなかったが,学んだことはいくつかあったと思う. まず目が見えると視覚情報に頼りす…