1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

村上春樹「レキシントンの幽霊」を読んだ

久しぶりの村上春樹の短編集.けっこうおもしろかった.いつものような統合失調症患者のような妄想は炸裂しなかったけど,その予兆はいくらか感じられて読みがいがあった.

村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」(上)(下)を読んだ

これも面白い作品だった.読み進めるのがもったいないぐらいに主人公の描写に共感がもてた.それから村上作品が集団心理を表しているのでは?という話を聞いて描写にまた違う意味合いを感じるようになってきた.

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ「ボタン穴から見た戦争」

SNSで見かけて読んでみた本.訳がよくないのか,証言者の話し方がよくないのかさっぱりわからない部分がけっこうあった.それでも子供の視点での戦争の印象を知ることができたような気がする.これはあまり読みたくない部類の本だ.