1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

三浦綾子「氷点」上下を読んだ

ツイッターであらすじが流れてきて面白そうだったので読んでみた本. いろいろ考えさせられる本だった.が,最後の最後に原罪とは何かについて書いてある本だとわかった.タイトルの意味も最後の数行で氷解した.ちょっとそこの設定反転するのかってところが…

森博嗣「歌の終わりは海」を読んだ

森博嗣の最新刊.シリーズ外とのことだが小川,加部谷,萌絵なんかが出てきて懐かしかった. 最近の作品ちょっとなと思っていたけど一周回ってまた面白いと思えるようになってきた.次の刊がとても楽しみ.

マルクス「資本論(一)」を読んだ

読んでみた. 商品交換から貨幣,そして資本への転化および労働がいかに商品へと転化していくかの流れがよくわかった. アリストレテスが資本論の分析について奴隷を使用していたから失敗したという話が一番おもしろかった.

細田守「竜とそばかすの姫」を読んだ

泣けると聞いて読んでみた.いろいろ展開を予想して読んでたけど深読みしすぎでもっと素直に読めばよかったと思わされた. 純粋に文章を追って展開にハラハラする心のゆとりを取り戻したいと思ってしまった. お父さんやお母さんとの関係のところは泣ける.

伊坂幸太郎「ペッパーズ・ゴースト」を読んだ

伊坂幸太郎の最新作.ニーチェの著書を読んでみたくなった. 最後の方,ガンダムWに出てきたゼクス・マーキスの「戦わなければ,戦いの愚かさはわからんもんだ」というセリフをリスペクトしたんじゃないかと思うようなくだりがあって懐かしくなった.