1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

西尾維新「余物語」を読んだ

長い...久しぶりにまっとうな怪異が出てきたような気がしますが,昔ほどやり取りに敏捷性や面白さを感じなくなってただただまどろっこしい文章に見えてきた.ストーリーが展開しないままどうでもいい思考が明文化されているだけだからイマイチ面白くない…

司馬遼太郎「真説宮本武蔵」を読んだ

ひさしぶりに読んだ司馬作品.タイトルの「真説」にあるとおりバガボンドで知ってる宮本武蔵とは似ても似つかない宮本武蔵が描かれていた.吉岡兄弟が本来はいなかった説とか伊織がこれだけ重要な人物だったことに驚いた. 印象に残ったのは「軍学」に関する…

伊坂幸太郎「シーソーモンスター」を読んだ

リレー形式小説の一部らしいが伊坂先生の小説は出た瞬間に購入して読んでいるので関係なく読了.内容的には前作の「フーガはユーガ」にやや似たところがあるSFカルトチックな2人の登場人物の関連性を描いた作品だった.2つの作品からなる短編集と捉えるこ…

ロバート・A・ハインライン「夏への扉」を読んだ

一万円選書の一冊を久しぶりに読み終えた.1970年代に描かれた小説なので30年後を想像するとこんな感じに想像されるんだなぁとその30年後がとっくに過ぎ去った現在では不思議な感覚になった.現在の感覚で読んでしまうとやすいSFだなぁとしか思えないが,197…