福岡伸一先生が帯を書いていたので買ってみた本(買った本は帯ついてなかった). 世界の認識の仕方や価値観に変化があるのではないかと期待して読んだ.結果それほどでもなかったが,学んだことはいくつかあったと思う. まず目が見えると視覚情報に頼りすぎていて他の情報をシャットダウンしてしまっていること. 今一度足の裏の感覚とか,肌に風が当たる感覚とか,耳に聞こえてくる音を注意深く認識すると全然違う物が感じられる気がした. 最後障害についての話になるが,障害を定義するには普通(平均)が必要で,人間社会ではそれが大多数が占めているものにすぎないのでいわゆる目の見えない人が大多数の社会になれば目が見えている人間が障害者と言われるだけのことだと思っている.