1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

西野亮廣「魔法のコンパス」を読んだ

率直に面白い本だった.「革命のファンファーレ」よりもこっちの方が面白い気がする.なによりも何かを創る・行動する意欲にかられる本だった.著者本人は学生時代勉強してなくて成績が悪かったとぃう話しだったけど,この人,普通に頭のいい人だなと思う. …

西野亮廣「革命のファンファーレ」を読んだ

以前から一度読んでみたいと思って読んでみたが想像通り面白かった.作品の広告,買ってもらうための施策,さらりと書いてあったがその裏では徹底的に考え抜かれた末の行動であったことが垣間見られた.アイディアを思いつく,情報を集める,実際にやってみ…

佐藤優「君たちが知っておくべきこと」を読んだ.

一万円選書で選んで頂いた本の一冊.佐藤優の本は久しぶりでなんとなく懐かしい感じがしながら読了した.相変わらずの知識量で主張も変わっておらずな印象の一冊でした. 内容的には佐藤氏の著書なので氏に興味を持った灘校生と佐藤氏の対談形式.が,ほとん…

伊坂幸太郎「フーガはユーガ」を読んだ

いつも通り一気読みしてしまったものの,それほどもの新しさは感じなかった.語り部の視点や設定にいつもとの違いはあったものの,伊坂幸太郎に求める面白さではなかった気がした.「死神の精度」にあったような主人公の達観した感じ,どこか常人とは違う雰…

中田永一「ダンデライオン」を読んだ

帯びにも書いてあるとおり,主人公が時間を超える系統のお話だった.ミステリィっぽくハラハラする感じで読み進めていくことができるが,これといった新規性はあまり感じられなかった.読後感はやや微妙なたまに見かけるテイストの内容だったと思う.

茂木健一郎「ペンチメント」を読んだ

なんというかとても不思議な小説だった.twitterでペンチメントのハッシュタグで流れてくるツイートがとても心に響くものだったから,そのような内容の小説家と思いきや伝えたいことはまったく別物だった気がする. 本の構成は2つの短編になっていて最初の小…

東野圭吾「沈黙のパレード」を読んだ

ガリレオシリーズの新刊.現代の法制度の盲点や子どもに夢を託す大人,託された側の子どもの視点や友情など取り上げられるテーマが盛り沢山だった.ミステリィの分野に相応しく最後はどんでん返しがきちんと用意されており面白さは相変わらずだった. 湯川先…

森博嗣「人間のように泣いたのか?」を読んだ

Wシリーズ最終巻.天才とは,人工知能とは,未来はどうなるのか,人間とは,,という具合に読み取れるテーマが複数あって読むたびに味わいが変わっていくことを予感させてくれたシリーズだった.これまでのシリーズと同様に最終巻らしくなくまた続いていきそ…