1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

秋山真之「海軍基本戦術」を読んだ

河野太郎氏のツイートに出てきたから気になって読んでみた.机の上だけで思考した内容ではなく実施するにあたり座学と実践では全く違うということをしっかりと考慮した上で書かれておりさすがだと思った.それだけではなく国内・海外,陸戦・海戦,現在・過…

柳田邦夫「人生の一冊の絵本」を読んだ

このひと柳田國男と別人だよね,紛らわしい.たまたま書店で見かけてタイトルが気になったから購入してみた.絵本をいろいろと紹介していてそれはそれで面白いんだが,如何せん絵を文字で説明しているから途中から眠くて仕方なかった.ただ時折非常にいいこ…

立花隆「新装版 思考の技術」を読んだ

久しぶりの立花隆の一冊.「自然科学も,自然のモデル化という投影操作を抜きにできない以上,いかにそれが科学的に見えようとも,現実に対しては,一種のフィクションでしかないのである.」 自分にはまだ知らないことがある,認識できていないことがあると…

SHIROBAKO_劇場版を観るためにおさえるテレビ版

13 「好きな雲って何ですか?」 ずかちゃんと先生,「自信と覚悟」 つづく.

住野よる「君の膵臓をたべたい」を読んだ

前から話題にはなっていて映像化もされていたけど,ずっと積読になってた.いわたま選書を全て読み終えたので読んでみた.セカチューの焼き直しかと思ったけど,案外そんなことはなかった.主人公の人となりは大学時代の自分なら好きになっていそうな感じだ…

石田衣良「獣たちのコロシアム」を読んだ

池袋ウエストゲートパークシリーズの最新作.今回のメインは児童虐待の話.そのほかに短編が3つ.ちょっと遅いけど時期を捉えたタピオカが題材の話もあったりするので発刊当時なにが流行っていたか知るには良いシリーズかも.内容としては,どうもシリーズの…

宮部みゆき「R.P.G」を読んだ

いわたま選書最後の一冊.久しぶりの宮部みゆき作品.タイトルからファンタジー物かと勝手に思っていたら普通のミステリーだった.自身の家族に不満を抱きネット上に擬似家族を形成する男性が描かれていたが,それ以上にこの登場人物で気になったのはその自…

原田マハ「楽園のカンヴァス」を読んだ

いわたま選書の一冊.あまり馴染みのない美術品・絵画を題材にした作品だった.日本語の表現がとても綺麗で読みやすい作品.ただ物語の展開はもう少し起承転結があってもよかったんじゃないかなと思った.トムとティムのスペルミスや大元の依頼人は初めから…

鹿子裕文「へろへろ」を読んだ

いわたま選書の一冊.なんというか色々なことが詰まりに詰まった本だった.お年寄りのための施設のあり方から,もっと大事な人として仕事をしていく様のようなものを突きつけられた感じがした. 「でも前例がないからとか,保証がないからとか,そういうこと…