1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

伊坂幸太郎「クジラアタマの王様」を読んだ

久しぶりの新刊. 最初の方は村上春樹作品かと思うような始まり方で面白かった.日常描写では昨今の炎上やそれに疎い老害のネタなどが出てきて辟易するが,案外物語の展開が早く早期円満解決してしまうため特に苦にならなかった. メモ:メタ認知と精神的ス…

東野圭吾「希望の糸」を読んだ

久しぶりの新刊,加賀恭一郎シリーズ.加賀の従兄弟の松宮の出生に関わるお話.最近の傾向とは違って科学的な内容ではなくて複雑な親子のあり方を考えさせられる作品だった.読んでいて考えさせられるというよりも涙がでてくる感じだった. もうちょっと東野…

森博嗣「それでもデミアンは一人なのか?」を読んだ

WWシリーズと銘打たれた第1巻です.ネタバレは書きませんがWシリーズの11巻と捉えても差し支えないです. 最近の森先生の本には珍しいなと感じる最後の最後でどんでん返しというか物語が急展開しました.久しぶりにタイトル,そういう意味だったのかと思…