1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

宇佐美りん「くるまの娘」を読んだ

重い,とにかく重かった.本当に著者20代なのかしらと思えるほど重かった.陰鬱になりそうな作品だった.

村上春樹「風の歌を聴け」を読んだ

デビュー作ということで読んでみた.注意深く読むか感覚に任せないと途中でどこかにいってしまいそうになる作品だった.たぶんもう一回読んだら印象が変わると思う.

ローラ・フリン「統合失調症の母と生きて」を読んだ

書店で見かけたので買ってみた一冊.著者が作家だからなのか海外の書籍あるあるのせいなのか,統合失調症の母親についての描写が全体の3割ぐらいで非常にわかりにくい.余計な話が多すぎる.

宇佐美りん「推し燃ゆ」を読んだ

宇佐美りんの2冊目を読んでみた.前作「かか」とは違って読みやすい気がしたけど後の方になってようやく実体が見えてくる感じだった.全体的に重い内容が多い気がする.

芥川龍之介「歯車」を読んだ

精神疾患患者について描かれているということで読んでみた.カタカナの表現がかなり古く非常に読みづらかったが,言われていた通り精神疾患,とくに統合失調症が疑われるような症状が描かれていた.ただ自伝を読んだ方がよっぽどリアルだと思う.

宇佐美りん「かか」を読んだ

ちょっと縁があったので読んでみた.なかなかに読みづらい本だったけど,最近よくあるような軽い感じではなかく大学生がここまで書けるのかと思わせるような一冊だった.ちょっとこの一冊だけでは全然作風がわからんのでもう一冊読んでみようと思う.

夢野久作「ドグラ・マグラ」上下を読んだ.3回目

相変わらず奇妙奇天烈な本だが,最近統合失調症の手記を読んだので3回目にして一番まともに理解できた.理解はできたけど読後感はいっそう気味悪くなった.