選書の理由
福岡伸一先生の最新刊「動的平衡」を読む前に以前の著作を色々読んでみる。これまでは講談社現代新書だったが、初のインターナショナル新書、赤い装飾と栞も同色の物が入っていてとても綺麗だと思う。音楽を流しながら読み始める。書評
資本主義、特に自由競争社会の中にあって利益追及は避けては通れない物であるが、それでも何かを知りたい、素晴らしいものを創りたいという欲求を持ち続けることはとても大事なことだと思う。この本の冒頭は会社の中で働いているとつい忘れそうになってしまう、探究心を思い出させてくれるものだった。 全体的に生物学者のインタビューを除けば概ね「生物と無生物のあいだ」「世界は分けてもわからない」に書かれている内容だった。インタビューについてはそれぞれの学者の生い立ちや「生命とは何か」という問いに対する回答でまとめられていたが、特筆する事項はなかった。-メモ