1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

オードリー・タン「デジタルとAIの未来を語る」を読んだ

自著だったので買ってみた.著名人の本は周囲の人間が書いた本だと雑音が大きいので自著ぐらいしか読まないことにしている. 新型コロナの対策で有名になったと思っていたが,ようやく素性がわかった.日本の大臣とはエンジニアとしてのレベルが違うわ. まぁそれだけじゃなくてこの人の取組が今のところ成功しているように見える,少なくとも著書の中では成功しているものばかり並んでいるのは 国民性の違いに寄るところも大きいなと思った.特に氏も言及していたが『私の見るところでは,日本では「政治の新しい方向性を導き出すのは若者たちである」ということについて,国民的なコンセンサスが十分に得られていないようです.』,ココがまさに急所を着いている.若者当人にも上の世代にもそんな意識ないだろう.そして台湾もあと数十年もしたら同じような状況になるんじゃないかな. 国のことは政治家がやるもんだ,という認識が蔓延して経済がうまくいかないのもウィルスが蔓延するのも政治家のせいにするんだろうなぁ..