1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

笠井一子「配膳さんという仕事」を読んだ

いわたま選書の一冊.こんな世界があるのかと思わされると同時にネットが発達して世界中がつながった今だともう絶対生まれない文化だろうなと考えさせられた.改めて文化ってなんだろうなと思い返してみると,全体からは独立した地域・集団が長い時間をかけて育んできた何かなんだろうなと思った.江戸時代のように群雄割拠でもし参勤交代みたいに江戸の情報を地域に運ぶ手段がなかったらもっと面白い文化が成就していたんじゃないかな.インターネットの世界にもローカルが欲しい.