ちょっと縁があったので読んでみた.なかなかに読みづらい本だったけど,最近よくあるような軽い感じではなかく大学生がここまで書けるのかと思わせるような一冊だった.ちょっとこの一冊だけでは全然作風がわからんのでもう一冊読んでみようと思う.
夢野久作「ドグラ・マグラ」上下を読んだ.3回目
相変わらず奇妙奇天烈な本だが,最近統合失調症の手記を読んだので3回目にして一番まともに理解できた.理解はできたけど読後感はいっそう気味悪くなった.
村上春樹「1973年のピンボール」を読んだ
いかにも古めかしい感じの時代を感じさせる一冊だった.最近の村上春樹の著作ほど幻想的な世界には入っていかなかったので案外読みやすかった.
飯塚玲児「うつとともに生きる」を読んだ
元編集長がうつになった時の日記を元にした体験談.医者の所感や処方内容まで書いてあったり,心拍の状態,その時の心境が特に発病初期の頃に詳しく書いてあり非常に参考になった.いろいろ活用させて頂こうと思った.
村上春樹「はじめての文学」を読んだ
短編集.村上作品を何か一冊読んでみようと思って手に取った本.複数載っていたのであまり面白くないものもいくつかあったが,最後のかえるくんの話はやはり主人公が統合失調症ではないのかと思ってしまうような内容だった.
前野ウルド浩太郎「バッタを倒しにアフリカへ」を読んだ
前々から気になっていたので読んでみた.学術的な話かと思いきや1人のポスドクの苦労話だった.ただ著者がいかに昆虫が好きか,好きなことに熱中しているかが盛り込まれていて心を揺さぶられた.これくらい夢中になれるものをもう一度見つけてみたい.