最近統合失調症患者の手記をいくつか読んでいたら村上春樹の本を抵抗なく読めるようになった.精神世界の記述は相変わらずだけど統合失調症患者の妄想だと考えると違和感なく読める.
岡檀「生き心地の良い町」を読んだ
前に読んだ「その島の人たちは人の話をきかない」の元となった報告書.前の著と同じような内容なので改めて得るものはそんなに多くなかったけれど,サロンの話だとかヒントは少なからずあった.ちょっとこれを元にいろいろ考えてみよう.
森川すいめい「その島のひとたちは,ひとの話をきかない」を読んだ
精神疾患関連の本を探していて目についたから読んでみた一冊. 意外と示唆にとむ内容だった,サービス作りのヒントになる部分が多かったと思う.
セシュエー「分裂病の少女の手記」を読んだ
たまたま見かけたので買ってみた一冊.今でいう統合失調症の患者だった女性が当時を回顧して書いた本.まだ今のように治療薬もない時代の話なので長い間どのように世界の見え方が変わっていったのかが克明に書いてあり生々しかった.
ケイ・ジャミン「躁うつ病を生きる」を読んだ
躁うつ病になった筆者が自己の体験を一冊の本にまとめたもの. 非常に興味深い内容だが,文章が綺麗に装飾されすぎていて臨場感が伝わってこない.
村上春樹「一人称単数」を読んだ
前回の「女のいない男たち」が案外読めたので調子に乗ってもう一冊読んでみた. いつも通り精神世界に入りかけたけど,それでもやっぱり読めた.これ統合失調症の症状だと思えば読める.