1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

堀江貴文 西野亮廣「バカとつき合うな」を読んだ

最近注目している二人の共著を読んだ.’バカ’という言葉はちょっと強いものがあるけど言っていることはスティーブ・ジョブズの言っていた’ステイ フーリッシュ’と同じだろう.兎に角行動してどんどん新しい事にチャレンジしていこうという二人からのエールのような内容だった. ただ個人的には一つのことに没頭するのが好きなので行動はするけど石の上にも三年同じものを見続けていたいかなと思った.まぁそれでもやりたいことをやるって意味では同じだよな.

最相葉月「理系という生き方」を読んだ.

1万円選書で選んで頂いた本2冊目.理系の大学教授やその道で有名な人たちが如何にしてそのテーマを決めたかという話しが東工大の講義として,時に本人から偉人の場合は著者が調べた内容が語られている.大雑把に読むにはとてもおもしろい内容で,この本からやる気や活力を見出す人もいるんじゃないかなと思った.個人的には広く浅くという感覚で今読むならもう少し少数を深く知りたいなと思った.

西野亮廣「新世界」を読んだ.

 「革命のファンファーレ」「魔法のコンパス」に続いて立て続けに3冊読んだ.3冊ともに内容の被っている部分はあるもののいずれにせよ面白い.特に後半部分は他の本には描かれていない内容だし,西野氏の思考の過程が垣間見られたりするので非常に参考になった.  この人の本を読んでいて思ったのはいわゆるゾーンに入っている人っていうのはこんな感じなんだろうなってこととそれがなんとなく行間から読み取れてこちらもやる気が出てくるということ.こういう内容の本もっと読みたい.というかアドレナリン出しながら仕事したい.  この本では最後の最後に描かれていた言葉に関する内容が一番おもしろかった.洗練された言葉を使って会話できるようになりたい..言葉一つで人を殺すこともできれば生かすこともできる,そういうことを知識として知ってるだけではなくて内面から浮き出てくるような人間には憧れる.

面白そうだったので西野氏のオンラインサロンに参加申し込みしてみた. ついでに言うと書店にはサイン入りも置いてあったがサイン入っているとなんとなく気を使ってしまって読みにくいので遠慮してサイン入ってないものを購入してしまった.読んだ後に投影してくれればいいのに.

西野亮廣「魔法のコンパス」を読んだ

 率直に面白い本だった.「革命のファンファーレ」よりもこっちの方が面白い気がする.なによりも何かを創る・行動する意欲にかられる本だった.著者本人は学生時代勉強してなくて成績が悪かったとぃう話しだったけど,この人,普通に頭のいい人だなと思う.  人が物を買いたいと思う心理とかCDの原価をきちんと調べた上でどう行動すべきかを考えていて,さらにそこから生まれた仮設をきちんと実験して証明していくあたりは流石だなという感じ.

西野亮廣「革命のファンファーレ」を読んだ

 以前から一度読んでみたいと思って読んでみたが想像通り面白かった.作品の広告,買ってもらうための施策,さらりと書いてあったがその裏では徹底的に考え抜かれた末の行動であったことが垣間見られた.アイディアを思いつく,情報を集める,実際にやってみる,知見を貯める.この流れは今後確実に必要になってくるし,インターネットのおかげで全て簡単に出来る次代だからこそ求められるスキルだろうと思った.  なんというかネットの使い方を懇切丁寧に教えてもらったような気がした.

佐藤優「君たちが知っておくべきこと」を読んだ.

 一万円選書で選んで頂いた本の一冊.佐藤優の本は久しぶりでなんとなく懐かしい感じがしながら読了した.相変わらずの知識量で主張も変わっておらずな印象の一冊でした.  内容的には佐藤氏の著書なので氏に興味を持った灘校生と佐藤氏の対談形式.が,ほとんど喋っているのは佐藤氏で間になんどか高校生からの質問が挟まれているだけだった.おそらく対談時にはもうすこし議論があったものと推察されるが,掲載されている内容はほぼ佐藤氏のお話.  タイトルからもあるように高校生,とくにエリート予備軍と思われる学生を対象にした内容なのでなぜ自分が今読んでいるのかという疑問はあったものの,まあそれなりに面白かった,気がする.

伊坂幸太郎「フーガはユーガ」を読んだ

いつも通り一気読みしてしまったものの,それほどもの新しさは感じなかった.語り部の視点や設定にいつもとの違いはあったものの,伊坂幸太郎に求める面白さではなかった気がした.「死神の精度」にあったような主人公の達観した感じ,どこか常人とは違う雰囲気・思考を醸し出してくれる登場人物が居て欲しかったと思った.