1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

ファラデー「ロウソクの科学」を読んだ

 ノーベル化学賞を受賞した吉野さんが読んでいたことで有名になった一冊.身近な物質(ロウソク)が燃焼するときの様子から酸素や水素,二酸化炭素に至るまでファラデーが実験を通して現象を説明している.内容的にはファラデーが実際に実験を行った内容を本にしていることから本文中の文章だけではやや分かりにくいところもあるが,難しい数式や理解困難な表現は一切出て来ず,好奇心旺盛な子供ならその想像力で面白さを感じられるのも頷ける.
 書籍冒頭にも記載してあることではあるが,’科学’というよりは’化学’についての本だと思う.