1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

司馬遼太郎「真説宮本武蔵」を読んだ

 ひさしぶりに読んだ司馬作品.タイトルの「真説」にあるとおりバガボンドで知ってる宮本武蔵とは似ても似つかない宮本武蔵が描かれていた.吉岡兄弟が本来はいなかった説とか伊織がこれだけ重要な人物だったことに驚いた.  印象に残ったのは「軍学」に関する記述.軍学は虚学であり実際の戦の際にはまるで役に立たないと認識されていたというのは現在のA.Iブームと実際に企業に蓄えられているデータの関係性に非常に似ている.