1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

木村盛武「慟哭の谷」を読んだ

ニュースアプリで偶然目にしたので購入. 最初はフィクションかとも思ったが現実に起こった出来事とのことで凄まじさを感じた.正直ここまでヒグマに対して無力なものなのかとも思うがこれこそが事実は小説よりも奇なりということなんだろうなと思った.おそらく体験してみなければ真実は想像しようもない典型例なのだと思う. これまでの見聞や印象として動物は火を持っていれば近寄ってこないというなんとなくの感覚はヒグマに関しては違っているということがよくわかった.また状況によってはいわゆる死んだふりも有効な場合があることが体験談を通して克明に刻まれていた.ヒグマって怖いんだなぁ...