Wシリーズ最新刊を早速読みました.
最近の森先生の本は過去の作品の点が線のように繋がっていくパターンが多くて全刊などは最後の最後に吃驚させられましたが,今回はそのパターンは大人しめでした.
ただその代わりと言ってはなんですが,「すべてがFになる」の現実ってなんでしょう?とか「スカイ・クロラ」のどうして僕はそんなことが知りたいんだろう・・・みたいな散文的な表現に近いものが散見されてちょっと素敵な刊になっていました.いつか絶対読み返したくなるヤツだコレ.
あと躰から遺伝子についての考えの一旦も垣間見えて面白かった.リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」を読んでいるとこのあたりの考え方により一層関心が増す.