1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

高木瑞穂「売春島」を読んだ

三重県にある渡鹿野島に関するノンフィクション本.バブル期を経て伊勢志摩サミット直前まで大勢の人で賑わっていたというのだから驚き.こういうのって昭和の話だと思ってた.内容は登場人物にがやや大袈裟に描写されている感があるものの,近年の衰退の歴史が細かく描かれていて読み物としては面白かった.特に風俗産業が多様化してあえて島に来る必要がなくなったというのは的確な指摘だなと思った.