1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

加藤陽子「それでも,日本人は「戦争」を選んだ」を読んだ

一万円選書の一冊.歴史はこういうふうに読み解けば良いというのを教えてくれる本だった.ここまで人物関係や当時のやり取りが関連建ててわかれば歴史もさぞかし面白かっただろうなと思った. 司馬遼太郎の幕末から明治維新にかけての本もそうだったが兎に角面白い.うすっぺらで事実だけ並べてある日本史の教科書などかけらも面白くなかったのにこういったそれぞれの思惑や登場人物の関連性などがわかるだけで十分読むに値するものになっていると思った.