2019-07-15 伊坂幸太郎「クジラアタマの王様」を読んだ 本 久しぶりの新刊. 最初の方は村上春樹作品かと思うような始まり方で面白かった.日常描写では昨今の炎上やそれに疎い老害のネタなどが出てきて辟易するが,案外物語の展開が早く早期円満解決してしまうため特に苦にならなかった. メモ:メタ認知と精神的ストレスの関係性について感じるものがあった.自分を客観的に観測する,もしくはストレスの原因の先の未来を想像すると気が楽になる.前半のどこかを読んでそう感じた. 全体的には分かりやすいハッピーエンド物だった.もう少し重厚な感じの小説が読みたいなと思った.