一万円選書の一冊を久しぶりに読み終えた.1970年代に描かれた小説なので30年後を想像するとこんな感じに想像されるんだなぁとその30年後がとっくに過ぎ去った現在では不思議な感覚になった.現在の感覚で読んでしまうとやすいSFだなぁとしか思えないが,1970年代に描かれたと言われるとそれなりに思うところがある.何しろPCが出てこない.出てくるとしても直接は描かれていないがおそらくマイコン的なものだと思う.家政婦ロボットの制御機構として.後は色々学習させればうまく動くようになるといった描画もあるが,強化学習的な話しというよりはルールを構築していって賢くする的なニュアンスのように感じた. いずれにせよ今読むと若干の安っぽさのする内容ではあった.