1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

福岡伸一「フェルメール 隠された次元」を読んだ.

 スマートニュースのキュレーションで流れてきたので購入.本当は前作「光の王国」を買うつもりだったが見つからなかったのでこちらを読んだ.というのは嘘でタイトルうろ覚えで書店に行って買ったらあとから違う本だったことに気づいた.  購入経緯はさておき面白い本だった.福岡先生は相変わらず文章が上手いと思うのと自分の探究心とか感性に非常に素直だと感じさせられる.フェルメール作品に対する想いなど文章で読まされるこちらとしてはちょっと異常だなと感じてしまうほど.  この本で一番おもしろかったというか印象に残ったのは福岡先生のフェルメールに対する解釈で,フェルメールは世界をとても平等に観る科学的にすぐれた目を持っていたというもの(勝手な意訳).何かを解き明かしたい,何かを知りたいという科学的なマインドは常に持っておきたいものだと思った.というかそういうマインド持って何かに没頭するのはとてもおもしろいので何か没頭できるもの見つけたいなと思った.