1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

石田衣良「裏切りのホワイトカード」

※ネタバレ注意

  • 選書の理由
     このシリーズは無条件購入。
  • 書評
     面白かった。いつも通り一日というか半日で読み終わってしまった。最近のこのシリーズを読むと、社会問題をほんの少しだけ実体験に近く、浅く、広く知ったんだろうなという感覚になる。小説を読んだという感覚よりも日本のテレビや新聞では報道されることのない実情を少しだけ知ったんだろうなという感覚になった。
     何となくではあるが、最近の傾向としては、内容よりも主題の選び方に重きが置かれているような気がしている。主人公の動機や解決に至るプロセスについても昔の作品の方が緻密・綿密に描かれていたような気がする。もしかしたらそろそろ最初の頃の作品を読み返した方が良い時期に来ているのかも。
  • メモ
     物語の中に出て来るカフェとか何となく観に行きたくなるのは何で何だろう。きっとヒマだから。