1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

日高祐介「組織の毒薬」

  • 選書の理由
     人に勧められたので試しに読んでみる。
  • 書評
     とても面白い本だった。内容的にはよくあるどう組織をまとめるかとかどう組織をマネジメントしていくかみたいな話だったけど、社員に対して発信していた内容がそのまま本になっているので、とてもリアルに伝わってきた。いわゆる読者を諭すような論調であったりとか聞こえの良い文章ではなくて、実際に社員宛にメールで送られてきていてもおかしくない感じの文章なので現場の空気感のようなものまで伝わって来る。
     普段上級の役員の人が考えている内容はよくわからずにただただ萎縮して聞くだけになってしまう事が多いけれど(というか大半だけど)、こういった内容を社内に発信しているのは社員としてもやる気が出しやすいし、安心感が持てるものだと思った。
  • -メモ
     熱中できる仕事がしたい。時間を忘れて何かに没頭したいと思った。
     競合と知り合いになる必要がないというのは、最近自分がよく思う事。昨今のAI界隈のように何でも横のつながり作ってみんなでシェアしていくスタイルがどうしても相容れない。多様性を殺してみんなでお手手繋いで、のようにしか見えない。