1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

東野圭吾「むかし僕が死んだ家」2回目

※ネタバレ注意
この作品は僕に本の面白さを教えてくれた。今から10数年前、まだ大学生だった頃、当時一年に一冊読むか読まないか程度でどちらかといえば漫画の方が購入量が多かった。そんな時、気まぐれで入った本屋で本当に偶然、タイトルが目に留まって購入した。あの日以来、本を読まなかった日は数える程しかない。それぐらい本にのめり込んだ。
そんな本を今から読み返してみる。ちょっと怖いけど、楽しみ。

  • 読中メモ

    • エピローグ読んだだけでなんかいきなり実家が懐かしく思えてきた。
    • “御厨"はさすがに初見じゃ読めないだろう
    • 決定的な表現があって、重すぎてちょっとこのまま読んでいられないし、言葉としてかなり強いなと思った。
    • あったはずのドアがない、、か。建築学科の先生・学生がたくさん出てくる森博嗣先生の本の登場人物たちなら空間的に奥に部屋があることぐらい見抜いちゃうんだろうなぁ。と思ったら、別の家オチだった。
    • 山の中にある家の玄関に船の絵が掛けられているのに違和感を感じる、、、こういう感覚に乏しいなぁ
  • 読後感
    2回目のハズなのに読んだ後の震えが止まらない。最初に読んだ時もこんな読後感だっただろうか。。。いや、もっと強烈だった気がする。だからこそ20年以上経った今でも読書がやめられないくらいだから。途中まではシンプルなメッセージ性を感じてたけど、最後は強烈だった。

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)