※ネタバレ要注意
四季シリーズ「冬」もう何回読んだか忘れた。X、G、Wと一気に、そして少し前に百年シリーズを読んだこともあってここはぜひ四季シリーズを読まなければならないと勝手に感じた。というか僕はS&Mシリーズから入った口なんで主人公はいつまでも犀川と萌絵だったんですが、さすがにここまでくると主人公は真賀田博士に補正されつつある。博士に脳の構造を変えられた気分、、、とか言ったら贅沢すぎるか。
読中メモ
- 章立て見ていきなりビビった。魔法の色かよ。
- エピローグに色々詰まっている。犀川先生が登場していたことも忘れていたし、何よりも質問内容が良いなぁ。
- 「では、明日までは生きていよう。失礼する」
- “あらゆる問題が、そうだった。彼女だけがそれを問題にしている”
- ウォーカロン、パティ、、、マジで!?ヴォッシュ博士は。。。
- 思い出したよ、新田…、じゃないクジ・アキラか、百年シリーズだ。大好きな百年シリーズだった。クジ博士か。
- 四季とサエバ・ミチルの関係はWシリーズの世界ではすでに多くの人間が持ち合わせていない概念だろう。四季は自分が持っているその感情を人類から消してしまうことも計算に入れていたのだろうか。それとも人類すら必要とは思っていないというならそんなことすら考えなかっただろうか。自分の子孫を思う気持ちとは明らかに矛盾している。
- あ、パティはパトリシアだった。ヴォッシュ博士とは無関係か。
- そうか、Gシリーズで犀川は禁煙していたな。真賀田博士が死んだと認識したのだろうか。
読後感
“今は冬、彼女はそれを思い出す。"最後のこの一文だけでこの本は十分だった。色々なところに時間と思考が飛んで行って、もう過去に数回読んだ時のことはすっかり忘れてしまって、最後の出口が百年シリーズだったかなとも思ったけど、舞い戻ってきたのはS&Mシリーズだった。改めて感じることとしてはこのV S&M G X W 百年 四季シリーズは壮大すぎて飛ばし飛ばし読んでると追いつけないですね。GとWが完結したら5周くらい読み込んでみたい。もしかしたら完結する頃にはスカイ・クロラシリーズとも繋がってきたりするのかな。それはそれでとても楽しみですね。
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/03/06
- メディア: 新書
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