1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

森博嗣「ηなのに夢のよう」2回目

※ネタバレ注意
Gシリーズ2周目 ε前後での記憶の残り方に違いを感じている。この辺りから読んだ本の冊数が自分の限界量を超えて記憶できなくなってるのかも、10年ぐらい前の話。登場人物見てなんとなく思い出した、この巻はVシリーズの登場人物の話だったかな。(<-違った)

  • 読中メモ

    • “救いを求めて海月を見た。(中略)海月及介のことが好きになるのは、こういった瞬間だ。"ここの描写すごく良い。シリーズここまで読んでこないと味わえない感覚がある。
    • この巻ターニングポイントだ、過去数巻で萌絵がものすごく不安定だった伏線が回収されてる。そしてノベルズの表紙が暗いのがとても印象的。
    • 妃真加島のくだりとか全く記憶から抜け落ちてる、昔読んだ記憶が全くない。
    • “生きている状態に価値を見出せるかどうか、だろうか?"個人的にはこれだと思ってる。
    • “社会"、10年前に読んだ時はこれの意味がよくわかっていなかった。でも今なら朧げながらわかるし、興味もある。天才と社会、またこの本の読み方が変わった気がした。
    • Xシリーズとリンクしてきた。まだ阿部さんが事務所にいるという事は真鍋と加部谷の年齢ってそんなに違わないのか。Xシリーズの鳥越って海月じゃないよな。。
    • 保呂草さんはGシリーズの事件の方には関係してないのか。。
    • 「(略)どちらも生きたのです。一回生きて、一回死んだのです。同じじゃありませんか?」響いた・・・
  • 読後感
    このラスト…読中にメモした事が言葉でしかなかった事を思い知らされた。金子君とラヴちゃん、トーマの対比が強烈で沈んでる時には絶対読んではいけない。

ηなのに夢のよう (講談社ノベルス)

ηなのに夢のよう (講談社ノベルス)