1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

森博嗣「キラレ×キラレ」2回目

※ネタバレ注意
Xシリーズ2周目
発行日が2007年9月6日て10年ぶりの読み返しか…

  • 読中メモ(主に気になったセリフ・白文)

    • 鷹知「次の課題が目の前にある、という状況は良いね」は
      なんとなくユニコーン時代のネェルアーガマ艦長の「やることがある、ってのは良いもんだ」っていうセリフを思い出させる。そうか、最初に読んだ時はまだユニコーンやってなかったんだ。。。

    • 椙田「残念だったな、邪魔が入って」
      真鍋「何がですか?もしかして料理が二人分しかないとか?」
      椙田「そういう思考しかできんのか」

    • 彼はこう言ったのだ。「無駄なことがしたくないのなら、今すぐ死んだらいい。」

  • 読後感
    10年ぶりに読み返すと印象が全く変わってる。例えば「患者」と「クライアント」という表現についても10年前はよくわからなかったのものが、今は微妙な表現についての描写がわかる。それから真鍋よりも小川に年齢が近くなって随分と視座が変わったことに気づかされる。未経験分野へ転職したての30代女性が主人公の物語ってもの珍しいだろうし。。。あとはシリーズの完結を知っているだけにGシリーズも読みたくなって来た。でもそうするとまたこんがらがっちゃうんだろうなぁ。

キラレ×キラレ (講談社ノベルス)

キラレ×キラレ (講談社ノベルス)