1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

「大学・中庸」を読んだ

以前どこかで聞いたことのある”中庸”という言葉が気になって読んでみた.生きていく上での気構えのあり方のようなものが説かれているが,最終目的が聖人君主として世を治めていくことなので自分ごととして捉えるには逸脱した部分も多かった.

「大学・中庸」を読んだ

以前どこかで聞いたことのある”中庸”という言葉が気になって読んでみた.生きていく上での気構えのあり方のようなものが説かれているが,最終目的が聖人君主として世を治めていくことなので自分ごととして捉えるには逸脱した部分も多かった.

レイチェル・カールソン「沈黙の春」を読んだ

1950年代アメリカで害虫駆除のために化学薬品が大量に散布されていた時代のおはなし.タイトルは薬品の散布により目的の害虫だけでなく自然のバランスを崩してしまったことにより,鳥や虫,動物が姿を消してしまい春が訪れても冬のように静かになってしまう…

レイチェル・カールソン「センス・オブ・ワンダー」を読んだ

福岡伸一先生の著書でも度々紹介されていた本を読んでみました.わずか60ページほどで56歳でガンでなくなった著者の最後の作品ということですが内容は重厚です.主に甥であるロジャー氏が幼少の頃に自然のどんなものに目を向け気づいたかを記した書なので重…

福岡伸一「ナチュラリスト 生命を愛でる人」を読んだ

福岡先生の他の著書でも何度か紹介されているドリトル先生の故郷から出発し,ナチュラリスト,日本語では博物学者とはどういう人なのかを様々な実在の人物を紹介しながら考察した本. 私自身は機械や電子回路といった方向に幼少の頃から強い興味を抱いている…

立川談四楼「ファイティング寿限無」を読んだ

一万円選書の一冊.落語家でありながらボクサーとして世界チャンピオンになるというフィクション物. 普通の小説だった.小説の中で主人公が落語家なのかボクサーなのか迷っていたように,落語家としての描写もボクシングの描写もどっちつかずで試合が始まっ…

リテールAI研究会「リアル店舗の逆襲」を読んだ

最近ニュースで見かけるトライアルカンパニーやサツドラなどの店舗での取り組みが紹介されており,同社が何を考えどういう店舗を作っていく思想をもっているのかがわかりとてもおもしろかった. ただ注意して読まないといけないのはAIという言葉が定義曖昧な…

角幡唯介「極夜行」を読んだ

太陽の登らない極夜のグリーンランドを立った独りで旅した冒険家のノンフィクション.先に読んだ「羆撃ち」に感化されて読んでみた. というのも本を読み出してからずっと読んでいた本が人生の失敗談や死に瀕した話などどうも気が滅入る作品ばかりだったとい…

久保俊治「羆撃ち」を読んだ

一万円選書の一冊.すばらしい本だった.自然とは何か,命とは,生きるとは何なのかが克明に描写されている良書だと思う.プロのハンターとして山に篭り,五感を研ぎすませることによって山と,自然と一体になりながら羆や鹿といった獲物を追っていく姿が見…

アニンディヤ・ゴーシュ「Tap」を読んだ

面白い本だった.主に2016年に書かれている話しなので若干古いと感じる部分はあるものの,モバイルの可能性を的確に書いているように思った. 確かに位置情報データがあればもっといろんな情報,特にWeb広告が自分に関連したものになって有益な情報に変化す…

加藤陽子「それでも,日本人は「戦争」を選んだ」を読んだ

一万円選書の一冊.歴史はこういうふうに読み解けば良いというのを教えてくれる本だった.ここまで人物関係や当時のやり取りが関連建ててわかれば歴史もさぞかし面白かっただろうなと思った. 司馬遼太郎の幕末から明治維新にかけての本もそうだったが兎に角…

堀江貴文 西野亮廣「バカとつき合うな」を読んだ

最近注目している二人の共著を読んだ.’バカ’という言葉はちょっと強いものがあるけど言っていることはスティーブ・ジョブズの言っていた’ステイ フーリッシュ’と同じだろう.兎に角行動してどんどん新しい事にチャレンジしていこうという二人からのエールの…

最相葉月「理系という生き方」を読んだ.

1万円選書で選んで頂いた本2冊目.理系の大学教授やその道で有名な人たちが如何にしてそのテーマを決めたかという話しが東工大の講義として,時に本人から偉人の場合は著者が調べた内容が語られている.大雑把に読むにはとてもおもしろい内容で,この本から…

西野亮廣「新世界」を読んだ.

「革命のファンファーレ」「魔法のコンパス」に続いて立て続けに3冊読んだ.3冊ともに内容の被っている部分はあるもののいずれにせよ面白い.特に後半部分は他の本には描かれていない内容だし,西野氏の思考の過程が垣間見られたりするので非常に参考になっ…

西野亮廣「魔法のコンパス」を読んだ

率直に面白い本だった.「革命のファンファーレ」よりもこっちの方が面白い気がする.なによりも何かを創る・行動する意欲にかられる本だった.著者本人は学生時代勉強してなくて成績が悪かったとぃう話しだったけど,この人,普通に頭のいい人だなと思う. …

西野亮廣「革命のファンファーレ」を読んだ

以前から一度読んでみたいと思って読んでみたが想像通り面白かった.作品の広告,買ってもらうための施策,さらりと書いてあったがその裏では徹底的に考え抜かれた末の行動であったことが垣間見られた.アイディアを思いつく,情報を集める,実際にやってみ…

佐藤優「君たちが知っておくべきこと」を読んだ.

一万円選書で選んで頂いた本の一冊.佐藤優の本は久しぶりでなんとなく懐かしい感じがしながら読了した.相変わらずの知識量で主張も変わっておらずな印象の一冊でした. 内容的には佐藤氏の著書なので氏に興味を持った灘校生と佐藤氏の対談形式.が,ほとん…

伊坂幸太郎「フーガはユーガ」を読んだ

いつも通り一気読みしてしまったものの,それほどもの新しさは感じなかった.語り部の視点や設定にいつもとの違いはあったものの,伊坂幸太郎に求める面白さではなかった気がした.「死神の精度」にあったような主人公の達観した感じ,どこか常人とは違う雰…

中田永一「ダンデライオン」を読んだ

帯びにも書いてあるとおり,主人公が時間を超える系統のお話だった.ミステリィっぽくハラハラする感じで読み進めていくことができるが,これといった新規性はあまり感じられなかった.読後感はやや微妙なたまに見かけるテイストの内容だったと思う.

茂木健一郎「ペンチメント」を読んだ

なんというかとても不思議な小説だった.twitterでペンチメントのハッシュタグで流れてくるツイートがとても心に響くものだったから,そのような内容の小説家と思いきや伝えたいことはまったく別物だった気がする. 本の構成は2つの短編になっていて最初の小…

東野圭吾「沈黙のパレード」を読んだ

ガリレオシリーズの新刊.現代の法制度の盲点や子どもに夢を託す大人,託された側の子どもの視点や友情など取り上げられるテーマが盛り沢山だった.ミステリィの分野に相応しく最後はどんでん返しがきちんと用意されており面白さは相変わらずだった. 湯川先…

森博嗣「人間のように泣いたのか?」を読んだ

Wシリーズ最終巻.天才とは,人工知能とは,未来はどうなるのか,人間とは,,という具合に読み取れるテーマが複数あって読むたびに味わいが変わっていくことを予感させてくれたシリーズだった.これまでのシリーズと同様に最終巻らしくなくまた続いていきそ…

福岡伸一「新版 動的平衡2」を読んだ

新書になり章が一つ追加されていたので購入. 単行本を読んでいたはずだが,内容を結構忘れていたので面白かった.生命とは何かの生物学的な説明もさることながらところどころに挟まれてくるフェルメールの話もとてもおもしろい.最後追加されていた章は西田…

森博嗣「ジャイロモノレール」を読んだ

いわゆる「ジャイロ効果」あたりから丁寧に説明してあって原理が想像できるようになった.90度ズレた方向に力が働くというのはなるほど一般的な感覚ではなくて違和感はあるけどなるほどと納得できるぐらい丁寧に説明されていた. 筆者が作成したジャイロモノ…

小堀鷗一郎「死を生きた人びと」を読んだ

なんとなくタイトルに惹かれて購入した本. 医師である著者が在宅で死を迎える人について自身の経験や調査内容をまとめた本.具体的な内容としては,病気などで死が目の前に迫っているにも関わらずどこか他人事のように捉えてしまっている人たちの描写に魅せ…

石田衣良「七つの試練」を読んだ

ちょっっとだけ淡泊になったかな,そんな印象だった.前の巻まではストーリィにもうひと捻りあった気がする.うまく行くような感じを匂わせてからのピンチ,逆転,みたいな.4つのお話のうち,ハラハラしながら読んだのは本のタイトルにもなっている七つの…

幡野広志「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」を読んだ.

死が現実のものとして目の前に現れると人は意識がどう変わるのかが克明に標された本.これまでこういった本は何冊か読んできたが著者と年齢が近いだけに余計に親近感が湧いた. 著者が息子さんに伝えたいと思っていることも大部分の意見には同意できるもので…

村上春樹「アンダーグラウンド」を読みながら彩瀬まる「やがて海へと届く」を読んだ

後者の「やがて海へと届く」をだらだら読んでいたところ,地下鉄サリン事件の首謀者達に刑が執行され,その過程で村上春樹の「アンダーグラウンド」がサリン事件の当事者達へのインタビューであることを知り,平行で読むに至った. アンダーグラウンドは当日…

湊かなえ「Nのために」を読んだ

複数人の視点からある事件について語られる形式の本だった.視点の入れ替わりや時系列の前後などが頻繁にあり,読みやすいとは言い難い本.また登場人物の性別についても前半には明確な記述がないまま進んでいくので後半にイメージひっくり返されることまで…

湊かなえ「夜行観覧車」を読んだ

被害者・加害者共に身内で関係者となった家族やその周りの家の人間を描いた作品.高級住宅街に昔から住んでおり雰囲気を守っているという歪んだ自覚をもつ人物などは面白かったが,内容的にはちょっと甘いかなという感じだった. 最近出た小保方晴子氏の自伝…