1000冊の記憶

1000冊以上本を読むともう内容が曖昧になってくるのでちゃんと感想を残します http://booklog.jp/users/f_t812

甲野善紀 養老孟司「古武術の発見」

選書の理由 まとめアプリに出ていて気になったので購入。養老先生の最近の著書はあまり好きではないけど本書は結構前のものなので期待。 書評 あまり読んだことのない内容の本だった。基本的には身体と精神の話で現代の日本人がいかに身体を意識の外に置いて…

畑村洋太郎「技術大国幻想の終わり」

選書の理由 まとめアプリで見かけたので買ってみた。日本が技術大国だった時代などとうの昔に終わってる感がしているのと、こういう否定的できつめなタイトルの本って重箱の角つつくような批判ばかり繰り返して中身が伴ってないことが多いのでちょっと不安。…

伊東乾「人生が深まるクラシック音楽入門」

選書の理由 まとめアプリに出ていたので気になって購入。30万のオーディオ機器1セットは持っていても、クラシックはこれまで何回かチャレンジして見ても、未だに良いと感じられていないので方向性を変えて知識の面から興味が持てるか試して見る。 書評 とて…

「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」

選書の理由 ニュースキュレーションアプリに出てきたのと以前書店でよく見かけていたので思い切って購入。新宿のbook1stを探したがなかったので神保町の三省堂で見つけた。 書評 タイトル通り数人の先生方が苦労話をしてくれる本だったが、何者でもない頃の…

「グローバリズムが世界を滅ぼす」

選書の理由 ニュースアプリを見ていたら出てきて、書評が面白そうだったので購入。もしかしたら自分が常々思っていることに近しいことが書いてあるんじゃないかと期待。 書評 端々にとても強い言葉が使われている。また比較対象となる相手についてはネガティ…

牧村康正「「ごじゃ」の一分」

選書の理由 ニュースアプリでたまたま見かけたのと、最近読んでる本とは違う傾向のものを読んでみたくなったので購入 書評 "だろう"、"かもしれない"、"らしい"第三者の書いた自伝ほど信憑性にを疑いたくなる内容はない。基本的に賞賛の嵐だったけど、内容が…

福岡伸一「もう牛を食べても安心か」

選書の理由 福岡伸一先生の著書を色々読んでいる中で、今日たまたま書店の本棚に並んでいるところを見かけたので購入。本当は違う本を探しに行ったけど、それはなくて代わりにこの本が会ったので何かの縁だろう。 書評 今は全くと言って良いほど報道されなく…

シュレーディンガー「生命とは何か」

選書の理由 先に読んだ福岡伸一先生の「生物と無生物のあいだ」で紹介されていたので福岡先生の一連の書を読む間に挟んで読んでみる。 所感 本のタイトルになっている「生命とは何か」という問いに対してシュレーディニガーは原子の振る舞いを説明する物理学…

伊坂幸太郎「AX」

※ネタバレ注意 選書の理由 伊坂幸太郎先生の本の新刊は全て読んでいるのでこれも例外にもれず購入。7/28発売となっていたわりに7/26頃にはもう書店に並んでた。これが角川書店の力か、講談社の発売日に並ばないノベルスの新刊とは違う。。。 書評 汚い仕事の…

福岡伸一「新版 動的平衡」

選書の理由 本屋にずっと並んでいた新書。これを読むために福岡伸一先生の著書・訳書を数冊読み倒して、先生の使う言葉の豊富さ繊細さに魅了されて、その文章、構成の虜になった。かつて2巻出ていた「動的平衡」は読まずにこの新書に取り掛かる。もしかした…

福岡伸一 阿川佐和子「センス・オブ・ワンダーを探して」

選書の理由 福岡伸一先生の著書を読み漁っている内の一冊。特に帯に書いてある"「生きている」とはどういうことか"の一文にとても興味をそそられた。 書評 阿川先生と福岡先生の対話形式で、センス・オブ・ワンダーをキーワードにして主に幼少期の体験につい…

西尾維新「忍物語」

※ネタバレ注意 選書の理由 最新刊が出たので読む。終わる終わるサギのようにいつまで経っても終わらないけど今のところ終わるまで読むつもりで読む。当初のドロドロの怪異の話はなくなってたり、主人公も刊によって違うし、発行順が時系列順になってないから…

福岡伸一「生命科学の静かなる革命」

選書の理由 福岡伸一先生の最新刊「動的平衡」を読む前に以前の著作を色々読んでみる。これまでは講談社現代新書だったが、初のインターナショナル新書、赤い装飾と栞も同色の物が入っていてとても綺麗だと思う。音楽を流しながら読み始める。 書評 資本主義…

A・キンブレル(著) 福岡伸一(訳)「生命に部分はない」

選書のきっかけ 「世界は分けてもわからない」「生物と無生物のあいだ」と福岡伸一先生の本を読んでみたところとても面白かったので訳書ではあるけど、これも読んでみる。 所感 人間の体を部品として売り買いする様が、その歴史から今に至る過程まで様々な事…

福岡伸一「生物と無生物のあいだ」

選書のきっかけ 「世界は分けてもわからない」がとても魅力的な文章で描かれている科学系の本だったのでこの著者の本をいくつか読んでみる。 所感 この著者の書くものを読むのはまだ2冊目だけど、どちらも科学系の書物なのにとても文学的な表現に溢れていて…

福岡伸一「世界は分けてもわからない」

最近新書が出て書店の本棚で見かけることが多いのであえてちょっと前に出たものをチョイス。 冒頭、プロローグからとても詩的な始まりで本当に科学系の本なのかと思うくらい人物にのめり込んでしまうところだった。まだ冒頭数ページだが文章から濃厚さが感じ…

諸富祥彦「人生を半分あきらめて生きる」

まとめアプリで記事を見かけたので購入。特に何かを諦めるつもりもないけど、いつのまにかあきらめてしまわないようになれば良いなと思って読んでみる。 何かをあきらめるためには何かに執着する必要があると思うけど、プロローグに上がっている例をみる限り…

池谷裕二「進化しすぎた脳」

ニュースまとめアプリで見かけたので購入してみた。 もともとどこかの部位を切除したとか、手術を施したとかいう記述が苦手なので若干苦労しながら読み進める。タイトルにある進化しすぎた脳という話は非常に興味深くて、脳に水が溜まるなどしていて生まれつ…

養老孟司x名越康文「「他人」の壁」

まとめアプリで見た本が書店の店頭にも置いてあったので購入してみた。 "常識の世界からは外れていると認識していた"か、自分にも同じような感覚が未だにあって、自分のやっていること、考えていることには実は絶対的な正解があって自分のしているそれは正解…

本多孝好「MEMORY」2回目

※ネタバレ注意 「MOMENT」「WILL」と立て続けに読んできた。やっぱりシリーズは一気通貫で読むと細かい部分がちゃんと繋がって面白い。刊行時期に合わせて読むと期間が空きすぎてどうしてもあやふやな部分ができるから。まぁ真賀田四季ばりの記憶力があれば…

齋藤孝「「言葉にできる人」の話し方」

SmartNewsの読書タブを見ていたら出てきたので試しに購入。この手の本とか自己啓発本はいくつか読んだけどなかなか馴染めない。でも馴染めない感を確認するかのように定期的に読んでる。自己啓発系の本を読む利点は個人的にこの手の本がどうしても信じられな…

本多孝好「WILL」2回目

※ネタバレ注意 泣きながら3回目のMOMENTをなんとか読み終えたので今度は続編「WILL」の2回目。 読中メモ 森野のいう絶情はもしかしたら、やり場のない喪失感・悲しさ・虚しさ・不安とか全部入り混じったもので、泣くことすらできない、とにかく何をしても消…

本多孝好「MOMENT」3回目

※ネタバレ注意 1000冊以上読んできた中でも1、2を争うぐらい好きな本。最初に読んだ時は感動して虚脱感しかなかった。帯にはミステリィって書いてあるけど純文学な気がする。今誰かにおすすめするならこの本かな。果たして3回目の読後感や如何に。 読中メモ …

三砂ちづる「死にゆく人のかたわらで」

※ネタバレ注意 神保町の三省堂で偶然目についた本。ちょっと立ち読みしたら目次に感じるものがあったので購入してみた。 読中メモ “人の記憶は三世代で失われる。"なんと今の時代、祖母、母と母乳で育てられなかった世代の女性は母乳が出にくくなっていると…

本多孝好「dele」

※ネタバレ注意 MOMENT、WILL、MEMORYこの先生の作品はとても切なくて、読んでいると手が震えてくるぐらい心に響く。誰かにオススメの本を聞かれたらまずはMOMENTを紹介することにしています。この本もとても楽しみ。 読中メモ 一気に読み終わってしまった… …

東野圭吾「むかし僕が死んだ家」2回目

※ネタバレ注意 この作品は僕に本の面白さを教えてくれた。今から10数年前、まだ大学生だった頃、当時一年に一冊読むか読まないか程度でどちらかといえば漫画の方が購入量が多かった。そんな時、気まぐれで入った本屋で本当に偶然、タイトルが目に留まって購…

森博嗣「四季・冬」複数回目

※ネタバレ要注意 四季シリーズ「冬」もう何回読んだか忘れた。X、G、Wと一気に、そして少し前に百年シリーズを読んだこともあってここはぜひ四季シリーズを読まなければならないと勝手に感じた。というか僕はS&Mシリーズから入った口なんで主人公はいつまで…

森博嗣「青白く輝く月を見たか?」

※ネタバレ注意 Wシリーズ最新刊 この巻を読むために前作までの5巻を一気通貫で全部読んだ。いざ尋常に勝負。 読中メモ “天井"と"天丼"をいつも見間違う。前後のコンテキストから先入観を受けていないとポジティブに捉えておく。 ナクチュのリーダであるカン…

森博嗣「私たちは生きているのか?」2回目

※ネタバレ注意 Wシリーズ2周目 それなりに内容覚えてるけどせっかくだからこれ読んでから最新刊に取り掛かる。 読中メモ だんだんデボラが攻殻機動隊のタチコマとかロジコマに見えてきた。見えてないか、読めてきた?感じられてきた?思えてきた? デボラと…

森博嗣「デボラ、眠っているのか?」2回目

※ネタバレ注意 Wシリーズ2周目 今まで各巻3ヶ月ぐらいのスパンを開けて読んでいたのでそれぞれ別の場所での話かと思ってたけど、結構前巻、前々巻は同じ場所だったし実は百年シリーズの舞台だったしと新たな発見が多くて驚き。 読中メモ 前巻でハギリ博士の…

森博嗣「風は青海を渡るのか?」2回目

※ネタバレ注意 Wシリーズ2周目 タイトルだけだと内容全く思い出せない。読んだら何が出てくるか楽しみ。 読中メモ 「君のそういうところが、私は好きだ」自分が他人に対して好きになれるところを認識できるようになりたいな。それを言葉に出すかどうかは別と…

森博嗣「魔法の色を知っているか?」2回目

※ネタバレ注意 Wシリーズ2周目、というかXシリーズ、Gシリーズを一気読み中。Wシリーズは新刊「青白く輝く月を見たか?」が発売されたのでこれを読む前にあえてこれまでの復習。 読中メモ アネバネは小柄で体格のいい人物だと思ってたけど痩せてるらしい。イ…

森博嗣「彼女は一人で歩くのか?」2回目

※ネタバレ注意 Wシリーズ2周目 1巻は記憶が薄いのでX、Gシリーズ2周目を読み終わった直後のこのタイミングで読み直す。 読中メモ アリチ博士のセリフってこれだけだったのか。パラサイトが被害者ってのはどういう意味だったかな。パラサイトしたのは人間の方…

森博嗣「χの悲劇」2回目

※ネタバレ注意 Gシリーズ2周目 ほんとは前巻で2周目は止める予定だったけど、ものすごく気になったからこの巻も読む。 読中メモ 観戦に島田さんのストーリィで半分以上読んでもこれといって思う事が全くない。 金は誰だろう、島田よりも萌絵のことを知ってる…

森博嗣「キウイγは時計仕掛け」2回目

※ネタバレ注意 Gシリーズ2周目 2周目はこのγで最後、χは時系列がぶっ飛ぶし、記憶にも新しいから今回は読まない。 読中メモ “犀川の頭の半分は、γのことを考えていた。考えるといっても、ただ、連想を続けるだけで、夢を見ているような状態だった。" 考え方…

河合隼雄「無意識の構造」

新宿の書店で見かけたので購入。今のAIブームは人間の無意識を理解できない限り発展はないと思ってるところだったので、一度試しにこの手の本を読んでみる。 読中メモ コンプレックスの話、因果推論に置ける共変量に構造が似ている気がする。 自我は新しい経…

森博嗣「ジグβは神ですか」2回目

※ネタバレ注意 Gシリーズ2周目 登場人物見たら加部谷とか雨宮がもう就職しとるし時間の流れの早さにびっくり。特に山吹の職業からすると、前作から数年の時間が経ってる。。なんで海月君だけまだ学生なんやろ。。1年生から入り直したんか。。 読中メモ なん…

森博嗣「目薬αで殺菌します」2回目

※ネタバレ注意 Gシリーズ2周目 この巻も最初に読んだ時の記憶がほとんどない。でも最近の巻の萌絵の不安定さは前巻である程度解明されたから本来の登場人物中心に戻っているんじゃないかしら。 読中メモ 既に萌絵がW大に行ってしまってるのか・・・というこ…

森博嗣「ηなのに夢のよう」2回目

※ネタバレ注意 Gシリーズ2周目 ε前後での記憶の残り方に違いを感じている。この辺りから読んだ本の冊数が自分の限界量を超えて記憶できなくなってるのかも、10年ぐらい前の話。登場人物見てなんとなく思い出した、この巻はVシリーズの登場人物の話だったかな…

森博嗣「λに歯がない」2回目

※ネタバレ注意 Gシリーズ2周目 このあたりの巻から結構記憶が曖昧なので逆に楽しみ。 読中メモ 今回の実験施設の話で、なぜかS&Mシリーズで犀川研が花火を見にいくシーンを思い出した。あれは確か発破解体現場でショーをやる話だったと思うけど、何巻だった…

森博嗣「εに誓って」2回目

※ネタバレ注意 Gシリーズ2周目。この本は大学院受験間近に控えてたから買っただけでしばらく研究室の机の上に置きっ放しになってた巻。いつも森先生の本は発刊された瞬間に買って読んでたので例外的でとても思い出深い本。これを買った当時、発売日になって…

森博嗣「τになるまで待って」2回目

※ネタバレ注意 Gシリーズ第3巻2周目 前巻あたりから犀川先生と萌絵のやりとりが増えてきて面白くなってきた。 読中メモ “珍しく彼も視線を上げて、加部谷を見つめた。こちらの視線の方がずいぶん優しい、” “そんな夢を見たような気がした。いうまでもなく、…

柴崎友香「わたしがいなかった街で」

※ネタバレ注意 池袋の大型書店の特集本棚で偶然見かけた本。なんとなくタイトルに惹かれて裏面のあらすじがちょっとだけ気になったので買ってみた。こういうのはジャケ買いじゃないよな、なんていうんだろ、タイトル買い?もしくはあらすじ買いとか? 読中メ…

森博嗣「θは遊んでくれたよ」2回目

※ネタバレ注意 Gシリーズ2周目 読中メモ 国枝先生と山吹君が犀川先生に論文を見てもらうのはこの感だったか。「レベルは低くない」「筋はギリギリ通っている」「新しいものはいつもギリギリだよ」わかってる感が羨ましい。 読後感 久しぶりに犀川先生と萌絵…

森博嗣「φは壊れたね」2回目

※ネタバレ注意 Gシリーズ2周目、先日Xシリーズ2周目読み終えたのでこれからGシリーズ突入 読中メモ プロローグがやけに説明チックだった。かべやさんはS&Mシリーズのマジシャン回で萌絵と知り合ったんだっけか。山吹君お姉さんいたんですね。2周目なのにすご…

稲盛和夫「考え方」

※ネタバレ注意 書店で見つけて購入した。著者の「生き方」「働き方」とかは過去に読んだことがある。タイトルだけ見たときはすでに読んだことある本かと思ったけど、新作だったので買ってきた。似たようなタイトルは覚えきれない。。。 読中メモ どこが特に…

森博嗣「サイタxサイタ」2回目

ネタバレ注意 Xシリーズ2周目 読中メモ だから、車から降りて、夜の街を二人で歩いた。一時間ぐらいだったか。不思議はことに、彼は仕事の話を一切しなかった。長い橋の中間で、星空を見た。自分の気持ちと同じような、ぼんやりとした空だった。 -> 森先生の…

森博嗣「ムカシxムカシ」2回目

※ネタバレ注意 Xシリーズ2周目 読中メモ なんとなく、こういう時に人間は、死にたくなるんじゃないだろうか、と考えてしまった。(中略)死ぬのは本当に簡単なことなのだ。少なくとも生きることに比べたら、短い決意とほんのちょっとの勇気で実現する。それよ…

森博嗣「タカイxタカイ」2回目

※ネタバレ注意 Xシリーズ2周目 主に読みながら気になったところを読中メモに残して最後に感想まとめていきます。3周目読み返したくなった時の参考にナルト良いなぁ 読中メモ 最近、どうもいけない。鈍っていると感じるのだ。べつにもう人生これで良いではな…

森博嗣「キラレ×キラレ」2回目

※ネタバレ注意 Xシリーズ2周目 発行日が2007年9月6日て10年ぶりの読み返しか… 読中メモ(主に気になったセリフ・白文) 鷹知「次の課題が目の前にある、という状況は良いね」は なんとなくユニコーン時代のネェルアーガマ艦長の「やることがある、ってのは良い…